当事者研究ブログ:大人の頭蓋骨縫合早期癒合症

頭蓋骨縫合早期癒合症(軽度三角頭蓋)と高次脳機能障害(容量性注意障害)についての当事者研究のノートです。言語性ワーキングメモリと日本語(右側主要部の規則)の関係について研究しています。目的①頭蓋骨縫合早期癒合症を成人症例、生活史を記事としてまとめること。目的②特異的言語発達障害の当事者研究をもとに、日本語が日本人の思考に与える影響(サピアウォーフ仮説)を考察すること。

日本児童青年精神医学会による、軽度三角頭蓋の外科治療に対する批判を論評する(軽度三角頭蓋の手術の是非を問う論争)

  • 「軽度三角頭蓋の患児に対する外科治療」を批判する日本児童青年精神医学会
  • 日本自閉症協会のコメント(患者家族あて、中立的?)
  • 治療の形式的な問題を指摘する小児科医
  • 脳神経外科学からの批判(記事リンク)
  • 日本児童青年精神医学会の見解に対する私見(批判)
    • 尾ひれがついていった「軽度三角頭蓋の手術の効果」
    • 批判に過激派が存在する
      • 批判の根拠を提示していない(反証研究の欠如) 
      • 高次脳機能障害の可能性を無視し、発達障害の切り口のみで展開(論点相違の誤謬)
    • コントロール研究こそ医療倫理に反する
    • 患児の苦しみを引き延ばすことは不当である
  • 小児科学からの批判を退けられる成人当事者
  • 参考文献
続きを読む

頭蓋骨縫合早期癒合症による配分性注意障害の特徴、および評価方法

インターネット上の検索エンジンに「ワーキングメモリ」と入力すると、「少ない」、「小さい」、「弱い」というネガティブ形容詞や、「容量 増やす」「鍛える」という表現が続きます。

当記事ではワーキングメモリのみに悪影響が及ぶことで発生する「配分性注意障害」の症状、原因疾患を紹介します。

 

  • 配分性注意障害とワーキングメモリ
  • 配分性注意障害のうっかりミスの発生メカニズム
    • 配分性注意障害の評価方法(症状の特徴)
  • 配分性注意障害を示すNIRSの陰転波形
  • 配分性注意障害の原因疾患:頭蓋骨縫合早期癒合症
続きを読む

「聴覚情報処理障害」の問題点:その定義をめぐる論争についての論評 / 「聴覚情報処理障害」の狭義、広義

キーワード:聴覚情報処理障害の定義、発達障害ADHD自閉症スペクトラム、容量性注意障害

  • 聴覚情報処理障害の診断上の問題点
    • 上がる知名度と問題点…
    • 問題点その1:聴覚情報処理障害の評価方法が確立されていない
    • 問題点その2:定義が決まっていない
  • 混乱を生む原因不明の聴覚情報処理障害の存在
  • 聴覚情報処理障害の広義と狭義
  • 「聴覚情報処理障害」の存在価値
  • 現行の聴覚情報処理障害の定義に対する私の批判 
  • 狭義の聴覚情報処理障害のひとつは「容量性注意障害」
続きを読む