すごい久しぶりの投稿になりました。私の言語症状を引き起こしている神経症状と目の持病が悪化して文章を整理して作ることが難しい状態になっていました。現在は回復して、特に目の持病の対処方法を確立できたようなので文を書けるようになりました。
あと、これまで私は言語症状を抱えているのに、論文調だったり解説系ブログ調といった、私にとっては難しい文章を作ってきましたが、負担が重すぎました。これからは自分のキャパにあった量の文章を作って気ままに投稿していこうと思います。
私は早稲田大学在学中の20歳だったころに悪心を伴わない嘔吐を発症して、両目の潜伏性内斜視が発覚などいろいろあったが、このとき精神症状にも悩まされるようになった。それが注意障害である。この注意障害について調べていると、聴覚情報処理障害を思い出した。
注意障害はADHDとは異なる。ADHDが発達障害であるのに対して、注意障害は脳損傷や脳卒中で発症する後発的な精神障害、つまり高次脳機能障害である。そして、性格変化や遂行機能障害に代表される高次脳機能障害を抱える患者は言語症状を持つことがとても多い。注意障害と聴覚情報処理障害の関係は因果関係といってもいいと思ってる。ただし私が言っている「聴覚情報処理障害」は狭義であり、ADHDやASDの聴覚過敏に起因するものを除く。
私が考えている、聴覚情報処理障害の因果関係は以下の通りである。まず、聴覚情報処理障害を2つに大別する。
1つめは「雑音からターゲットの音を拾えなくなる」という症状。これは選択性注意障害の聴覚症状と推測している。このタイプの症状に悩んでいる当事者に他の選択性注意障害の症状の有無が興味深い。おそらく選択性注意障害の視覚症状「目の前に探しているものがあるのに見落とす」を併発していると思う。
そして2つめの聴覚情報処理障害のタイプは「静かな空間でも相手の話を理解できない」である。これに関しては以下の図で因果関係を説明する。
配分性注意障害=特異的言語発達障害(失文法)
特異的言語発達障害の聴覚症状=「静かな空間でも相手の話を理解できない」
注意障害と聴覚症状の間に挟まっている「特異的言語発達障害」という概念、名前からして不特定概念のように見える。たしかにそのために作られた名前かもしれないけれど、神経言語学の研究によると失文法なんじゃないかっていわれている。私は当事者としてこれを大いに支持する。どういうものかというと端的に言うと、複雑な頭語構造を持つ文だったり、文法規則から見るとランダム語順の文になると理解できなくなるというものである。