「封印」されしアタマのなかより(大人の早期癒合症)

考えたことを発信しています。メインテーマは認知科学。頭蓋縫合早期癒合症、および「ワーキングメモリ容量減少症候群」(仮)の成人当事者です。実行機能(ワーキングメモリ)について研究中。

「機能の有無」から「機能の容量」へ ①概要

内因性の精神障害を考察するためには「機能の有無」という観点が、必要不可欠である。なぜなら精神障害は「機能の無効化」と説明できるからである。しかし、その観点のみに頼るのは不十分であると言わざるを得ない。なぜなら、精神障害は「機能の無効化状態」と解釈できるものだけではないからだ。

「無効化状態」というのは、精神障害の中でも重症のものである。一方、軽症の精神障害は「機能の無効化状態」ではなく、「機能が小さい状態」である。

機能が小さい場合、精神障害の範囲内では軽症となり重症のものと比べると困難の度合いが小さい。しかしそれはあくまで精神障害の中での話であって、該当する機能を遂行することに関する困難度は精神障害ではない場合と比べると顕著であり、適応障害になる可能性が大きいといえる。

現在において精神障害の研究は、重症のものしか対象になっていない。その原因を考えると、まず挙げられるのは、軽症の精神障害を研究する動機となる需要が、重症のものと比べると小さいこと。つぎに、従来の観点である「機能の有無」という観点によると例えば「部分的に有効である」というようなあいまいな評価を下すことになることである。

そこで、新たな認知科学の研究として、まず軽症の精神障害適応障害との関係を考察するための観点として「機能の容量」という概念を導入すること、そして例えば言語活動のような認知活動との関係の考察をすることを私は提唱したいと思う。

「機能の容量」という観点でおこなう研究とは、軽症の精神障害と社会適応の関係に考察することにつながる。そしてその研究によって、「内因性の適応障害」ともいうべき、特定不能の広汎性発達障害や特異的言語障害からの具体的な精神障害概念の抽出が可能となると私は考えている。

 

あくまでこれは概要ですので、後日これの詳細をアップします。