封印されしアタマのなかより(大人の早期癒合症)

主に認知系統の学問を題材に、論文の下書きのような感覚で情報発信しています。読みにくい文章ですみません。きっかけは特異的言語障害(SLI)・聴覚情報処理障害(APD)・注意欠陥症状(ADD)。頭蓋縫合早期癒合症の成人当事者です。中央実行系(ワーキングメモリ)について研究中。

頭蓋縫合早期癒合症の予後について(成人の早期癒合症の一例)

目次

 

第1. (序章)成人の早期癒合症のエビデンスがない理由

みなさん、頭蓋縫合早期癒合症という病気をご存知でしょうか?…というレベルの話で、病気の存在を知っているのは医学関係者か当事者の家族くらいだと思います。それもそのはず、発生頻度は1万人に4~10人*1

と少ないです。(※)

 

早期癒合症をテーマにしたブログは少ないながらもあります。その実態は当事者家族の方々がブログをやっているというケース。それもそのはず、赤ちゃんから学童期にかけての時期に発見されるべき病気なのです。

 

しかし、これを反対解釈しますと、まさか成人になってから発覚する人なんていないだろうというのが一般解釈であるともいえることになります。

実際、早期癒合症であることを自覚している成人は、ほとんどいません

 

実際に早期癒合症を抱えている人自体が少ないと言う可能性も否めませんが、私は程度の差はあれ、少なからず存在すると推測しています。

 

第2. 私の早期癒合症の説明

1. 早期癒合症のタイプ

私の早期癒合症は、軽度とよばれる範疇にあり、軽度三角頭蓋、舟状頭の性質があるとのことです。

具体的に説明すると、以下の部分が早期癒合している状態です。

・前頭縫合

・矢状縫合

頭蓋骨の縦に走る線が全て早期に癒合した状態です。

 

2. 発覚するまでの経緯

①発覚したきっかけ

私が生まれてきた頃は、頭蓋骨の形に対して異常がないと判断されました。とはいえ、もう20と数年前のことなので、現在ならば軽度の早期癒合症だと診断されていたかもしれません。

早期癒合症を知ったきっかけは、精神科で「特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)」の診断を受けたときに、頭蓋骨との関係性が気になりインターネット上で調べたことでした。

 

 

②幼少時より感じていた違和感(キマらないヘアスタイル)

発覚したのは大人になってからのことでしたが、幼少時のころから自分の頭蓋骨に対して「違和感」を感じていました。いいえ、このころは「違和感」ではなく、コンプレックスだったのですが。

 

髪型にこだわり始めたのは中学生のころでした。周囲のヘアスタイルに憧れ、自分にもできるだろうと考え試行錯誤を重ねたのですが、全くダメだったのです。

この頃の悩みは以下の通りです。

  • ハチの部分の髪の毛が強い
  • 前髪が足りない
  • 頭のてっぺんにボリュームがない

このころは頭蓋骨に違和感を感じるはずもなく、自分の頭蓋骨の形が独特だからだと当時は考えていました。

 

美容院でもヘアスタイルの違和感を解決できませんでした。納得できない私は美容師さんにどうにかならないかと尋ねたところ、以下のような私の頭の形の特徴がかなり強いからだといいました。

  • ハチが張っている
  • M字にハゲている、おでこが広い
  • 髪の毛が剛毛なので立ちやすい

(青線は、早期癒合症の重要な要素です)

そして、「中でもハチ張りや剛毛と言うのはモンゴロイドの頭蓋骨の特徴ともいえるものであり、日本人の多くの人が悩む部分である」

とのこと

ここまで言われては、私も納得せざるを得ませんでした。

 

3. 精神症状、その他

早期癒合症を論じる上で重要な点は、精神症状の有無でしょう。早期癒合症を知ったきっかけで話したとおりで、早期癒合症を抱える私は、「特定不能の広汎性発達障害」と診断されました。

その特徴は以下のとおりです👇

具体的に説明しますと、ワーキングメモリの容量に問題が生じている状態です。詳細は当ブログの以下の記事を参照してください。 atama-psycho-linguistics.hatenablog.jp

 

他には以下の身体症状(自律神経失調症ともいえる)を抱えています

・内斜視(開散麻痺)

・非びらん性胃食道逆流症

  

第3. 外見はどうなるか?(CT画像あり)

 具体例を紹介するために、一番手近にある資料である私の頭蓋骨の画像を紹介します。😉(今回紹介する映像は20歳ごろに撮影した映像です)

「大人の早期癒合症」の参考画像として、また、第2-2-②の項の内容と対比しながら御覧ください。

 

1. 真横の画像(「頭のハチ」とは)

 

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前回のヘアスタイルのお話を覚えていますでしょうか?

「ハチ」らしき部分が浮かびあがっていますね。

 

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この赤丸の部分に生えている髪の毛が、いつも跳ねるんです。

でもこれはハチが特別に張っているのではありません。赤丸で囲んだ凹凸より上の部分が小さいゆえに、相対的にハチが張っているようにみえているという状態。

頭蓋骨の前から頭頂部を通り後ろにかけての部分がひとまわり小さくなっているようです。

 

2. 真上の画像

縫合線の状態を観察するために、真上からの画像を御覧ください。

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この頭蓋骨がおかしい点は、2箇所あります。

まず1つ目、先程の「ハチ」の正体ですが、おでこの横にもあるのが見えますか?

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なんか落花生みたいなカタチですね。この部分は、早期癒合症の影響で発生したのではないかと思います。小学生の頃からあったのを記憶しております。

そして2つ目が、おでこのridgeです。

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ridgeの幅が広め。

画像奥の矢状縫合の溝が見える部分も実際に触ってみると、ridge状になっています。

医師の先生曰く、どうやら矢状縫合も早期癒合してしまっているだろうとのことです。

  

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赤い直線より下はおでこの部分です。

端の部分にすきまがあり、おでこの幅が狭くなっています。