封印されしアタマのなかより(大人の早期癒合症)

言語学や心理学を学ぶ学生です。きっかけはPDD-NOS(特異的言語発達障害・注意欠陥障害・聴覚情報処理障害)。頭蓋縫合早期癒合症の成人当事者です。遅筆ブロガーです。

軽度の早期癒合症の治療についての持論

まずは早期癒合症の症状を簡単に説明します。

 

頭蓋内圧亢進による症状を以下の2種類に分類します。

 

急性症状: 脳卒中などの原因により、急激に頭蓋内圧が上昇したときに現れる症状

慢性症状:長期間に渡り続く頭蓋内圧亢進の状態により現れる症状

 

このうち、早期癒合性による頭蓋内圧亢進症状は、二番目の慢性症状に該当します。その慢性症状の身体症状は以下のとおりです。

・消化器症状を伴わない嘔吐

・頭痛

・うっ血乳頭

・外転神経麻痺

 

さて、ここからは以前の投稿の中で紹介した事例👇

「うっ血乳頭やMRI画像の中での脳圧上昇のサインがなかったために、頭蓋内圧亢進の判定をするための手術を受けるほどのものではないと判断された」、

これについて検討します。

 

まず、この判断については批判すべき部分があります。

それはうっ血乳頭の有無についてです。

頭蓋内圧亢進の初期段階ではうっ血乳頭がみられない事例があります(※)。だから、うっ血乳頭がないから頭蓋内圧が正常であると判断するのは早計ではないかと思います。

(※:http://www.nurse-happylife.com/12477/

 

MRI上の脳圧上昇のサインの有無」についても、明確な証拠はありませんが、私は疑問視しています。

そもそも、脳の表面(大脳新皮質)はどれくらいやわらかいかというと… 

 

 

 

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とうふ

に例えられるほどやわらかいそうです。

 

以上のことより、私は以下のような仮説を考案しました。

 

まず、脳への圧迫の度合いに応じて、以下のように段階わけします。

 

第1段階

脳の周りの髄液圧が高まると、圧迫された脳は小さくなる。小さくなるのは大脳新皮質であるため、この段階で、精神発達に悪影響が与えるのではないでしょうか。

 

第2段階

脳の中枢部分が圧迫されはじめたために、身体症状が現れ始める。外転神経の遮断(切断ではない)や嘔吐中枢への圧迫により、内斜視や嘔吐が始まる。

 

第3段階

脳の圧迫に対する限度が超えたことで、髄液圧が更に上昇。眼球にうっ血乳頭が見られるようになる。また、MRIで脳が圧迫されているという所見が明らかになる。おそらくこの段階で頭痛が出ると思われる。

 

第4段階以降

脳ヘルニアに移行する前段階で、死亡リスクが高まるため、当然のことながら治療対象。

 

 

現在に至るまでの時点で、軽度の早期癒合症を訴える成人は数が少ないためなのでしょう、統計的な資料を集めることができず、証拠不十分という状況に陥っているようです。そのため、現段階における早期癒合症と頭蓋内圧亢進の関係についての見解が、100%正しいといえるわけではなく、再検討するべき点があると私は考えます。

 

さて、私は医学の公式な見地に対して反駁する材料を用意することができました。いつの日か、脳神経外科学(?)に携わる方と話し合うことを、私は切望しております。