「封印」されしアタマのなかより(大人の早期癒合症)

頭蓋骨縫合早期癒合症と容量性注意障害に関する当事者研究ブログです。主にワーキングメモリ(注意容量と音韻ループの関係)について研究しています。更新情報はツイッターで配信しています。(他キーワード:特異的言語発達障害、軽度三角頭蓋)

私は、軽度の頭蓋骨縫合早期癒合症の「成人当事者」です。
通常ならば早期癒合症は幼児期のうちに症状が顕在化し、治療される病気であることから、「小児慢性特定疾病」として、医学によって認知されています。「成人当事者」という表現を用いている根拠とは、事実上、「早期癒合症の成人患者」という可能性が医学的に想定外の扱いを受けているためです。

同時に身体症状および精神症状が併発しており、これらの症状について、私は早期癒合症由来であると推測しています。
特筆すべき点は、頭蓋骨縫合早期癒合症の精神症状の病理が未解明であることです。そのため、私の早期癒合症由来の精神症状は、精神医学では未定義の精神障害であることから、「神経症性障害」や「特定不能の広汎性発達障害」、「特異的言語発達障害」(いずれも原因不明の意味を持つ)という診断が下りています。

現在、頭蓋骨縫合早期癒合症の研究は脳神経外科学の範疇で行われていますが、併発する精神症状の病理についての研究は行われておらず、治療をめぐる議論も停滞しています(その原因は精神医学の性質上の問題点にあります)。この状況を打開するべく、当方の専門分野である認知心理学、神経心理学、音声言語医学などを用いたアプローチによって、その全容を解明するために研究活動をしています。
このブログの存在意義ともいえる最終的な「目標地点」は、頭蓋骨縫合早期癒合症の研究のなかで、脳神経外科学と心理学、及び言語学のクロスオーバーが実現されることです。

質問等がございましたら、気軽にお問い合わせください。

プロフィール
id:nasubinbin
ブログ投稿数
26 記事