「封印」されしアタマのなかより(大人の早期癒合症)

頭蓋骨縫合早期癒合症(軽度三角頭蓋)と容量性注意障害に関する当事者研究の記録です。主にワーキングメモリ(注意容量と音韻ループの関係)について研究しています。更新情報はツイッターで配信しています。

((研究活動の内容、および当ブログの目的))

私は、軽度の頭蓋骨縫合早期癒合症の「成人当事者」であり、これに起因する高次脳機能障害である容量性注意障害を患っています。通常の早期癒合症は幼児期のうちに症状が顕在化し、治療される病気であることから、「小児慢性特定疾病」として、医学によって認知されています。このブログにおける「成人当事者」という表現は意図的なものです。それは事実として2019年時点では医学において「早期癒合症の成人患者」という可能性が想定されていないためです。また、容量性注意障害も精神医学において高次脳機能障害概念として存在してはいるものの、具体的に論じている研究が存在していないことから、その実態は未解明であるといえます。

早期癒合症によって、先述した容量性注意障害のほかにも身体症状が併発しています。これら全ての症状について、NIRSやWAIS™-IIIなどの数々の検査結果や成育歴から、早期癒合症由来の後天的な症状であると私は推測しています。

これまで、私が抱える精神症状は早期癒合症由来であるということを医学が察知していなかったため、「特定不能の広汎性発達障害」(精神症状の原因不明の意味を持つ)という診断が下りています(昭和大学 加藤信昌先生)。

現在、頭蓋骨縫合早期癒合症の研究は脳神経外科学の範疇で行われていますが、併発する精神症状の病理についての研究は行われておらず、治療をめぐる議論も停滞しています(その原因は精神医学の性質上の問題点にあります)。この状況を打開するべく、当方の専門分野である認知心理学、神経心理学、音声言語医学などを用いたアプローチによって、その全容を解明するために研究活動をしています。
このブログの存在意義ともいえる最終的な「目標地点」は、頭蓋骨縫合早期癒合症の研究のなかで、脳神経外科学と心理学、及び言語学のクロスオーバーを実現することです。

私は日本ワーキングメモリ学会会員で、学会大会での研究発表をしております。
質問等がございましたら、記事のコメント、twitterなどで問い合わせをください。

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